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2024.07.10
本日は4便運航となりました。
凪はいいですがどんより曇り空…
霧もかかり幻想的な風景が広がっていました。
行き航海では、お客様に生き物の見つけ方・見え方をご紹介。
皆さん一緒に生き物を探して下さり心強かったです^^
午前も午後もあちこちで見られたのは、イシイルカです。
ジャンプはしないイルカですが、凪も良かったのでお腹の白い模様も良く見えました。
昨日、出会えたカマイルカのような頭数の多い群れではなく3~5頭前後の群れを作ります。
水面スレスレを高速で泳ぐため、連続であがる飛沫が特徴的です!
イシイルカを見ていると、すぐ近くをミンククジラが浮上。
体長が7m程のクジラです。
船から見えるのは、この丸い背中と小さな背びれ。
すぐにス―――っと静かに潜ってしまいますが、何度も浮上したのでゆっくり見ることが出来ましたよ^^
凪も良く海鳥も観察しやすかったですね。
こちらのハイイロウミツバメをはじめ、ウミスズメやアカエリヒレアシシギ、ウトウ、フルマカモメ、ハシボソミズナギドリにアカアシミズナギドリ。
また、なかなか見ることが出来ないウミバト。
羅臼沖で見られるアホウドリ三種類(アホウドリ、コアホウドリ、クロアシアホウドリ)も全て見られました!
イルカ・クジラだけではなく、羅臼の海は沢山の海鳥もやってきます。
午後便では、ナガスクジラとの出会いもありました。
形はミンククジラと似ていますが、体長は最大20m程とミンククジラの3倍近い大きさにもなります。
本日観察できたナガスクジラは少し小柄でしたが、それでも迫力があります!
噴気孔(鼻の穴)もバッチリ見えました。
私たちと同じように、鼻の穴は2つ頭の上についています。
EverGreenの後を追いかけるかのように、勢いよく体を乗り出しながら泳ぐ様子も見られました。
午後便でもあちこちでイシイルカの姿が見られました。
割とのんびり泳いでいることが多かったですね^^
雲が晴れ青空が広がることもありましたよ!知床連山も少し雲の上から顔を出しました。
帰港すると、防波堤の上にはオジロワシが留まっていました。
冬場に越冬のためにやって来るオジロワシですが、1年中羅臼にいる個体もいます。
明日は少し風が吹く予報となっております。条件良く運航できますように!
(№0699)