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2024.07.03

嵐は過ぎ去り

本日は2日ぶりに全便運航できました。
連日の強風の影響でうねりはあるものの全便でシャチとの出会いがありました!

沖合は霞んでいましたが、クジラの見える丘公園からはクロツチクジラが観察出来ましたよ^^
気温も高く、日差しもあったので半袖でご乗船のお客様もいらっしゃいました。
蝉も鳴いていたりと夏の訪れを感じます。
本日も、合計6隻で生き物を探します。
出航してすぐ、EverGreen38はカマイルカとの出会いがありました。
羅臼では年に数回しか見られない種類のイルカですが、最近は頻繁に観察されています^^
先に出航していた他船の情報でシャチにも会うことが出ました。
シャチは潜水が長いこともありましたが、船のすぐ近くに浮上することもありました。
大きな呼吸音は船までよく聞こえ、迫力満点!
大きな背ビレのオスのシャチもいました。
立派な背びれですが、骨は入っておらず筋肉や脂肪などで出来ています。
陸地も少し霞んでいましたが、知床連山も見えました^^
また、少し残雪が少なくなったように感じます。

沖合に出ないと見れない素敵な景色です。

午後便では、午前中には見られなかったイシイルカが多く見られました。
沖合から沿岸まで、イシイルカの特徴的な飛沫があちこちで上がっていましたよ!
どのイシイルカも勢いよく泳いでいたので餌を追っていたのかもしれませんね。
同じ海域でもその時のタイミング次第で、会える生き物も生き物の行動も異なるので面白いです。
港から約1時間近く北へ進んだところでやっとシャチに会うことが出来ました。
4頭ほどのシャチ達がのんびりと泳いでいました。
午前中に出会ったシャチの多くは、国後島側に移動してしまったようでしたが、幸いこの群れは羅臼側にいたので近くで見ることが出来ました。
子どもシャチはお腹を出したり、尾びれを海面に叩きつけたりと元気いっぱい。
まだまだ遊び盛りなようです。
他にも、ミンククジラやクロツチクジラの姿も移動中に見られました。

海鳥は、こちらのフルマカモメやハシボソミズナギドリ、ウトウ、ハイイロヒレアシシギ、ハイイロウミツバメ、
コシジロウミツバメ、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、アジサシなど多くの種類で賑わっていました。

帰港すると防波堤の上ではオジロワシがお食事中。
オジロワシの中には営巣する個体もいるので夏にも見られます。
時化た後でしたが、生き物達の元気な姿を見ることが出来て安心しました^^

明日も運航予定です!沢山の出会いがありますように☆
(№0692)

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