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2024.06.07
4時頃には長谷川家から船長がシャチを発見したと情報をくれておりましたが、
早朝は視界が開けていたものの、日が昇ると立ち込めてきた濃霧…
沖は視界不良でした。
次第に視界が開けていき本日は凪の良い中、4便運航となりました。
出航するとすぐに出遭えたシャチの群れ!
奥に見えている崖の上にクジラの見える丘公園があります。
沿岸近い所を泳ぐオスのシャチ。
背びれが高いのがオスのシャチになります。
全長約8m、背びれだけでも約2mととても大きいです♪
これだけ近いと、陸から目視で十分に見えてますね^^
久しぶりのべた凪と晴天!!
知床連山もとても綺麗に見えておりました。
水中を泳ぐシャチ達もスケスケで綺麗に見えており
全体的にまったりとするシャチ達の姿を側でゆっくり観察出来ました♪
様々な行動が見られ、こちらは尾びれで海面を叩く行動
胸びれで海面を叩く行動など。
広く分散しておりましたが、十数頭のシャチ達が港前で
のんびりとしておりましたね♪
午後便出航時、防波堤ではアオサギがお見送り。
沖に出るとこちらのミツユビカモメをはじめ
ウトウ、フルマカモメ、ハシボソミズナギドリが割と沿岸でも
目立ちましたね。
北方領土国後島もスッキリと見え、べた凪の海♪
湖の様に海面には知床連山が映り込んでおりました。
先に出航していた他船がシャチを観察しており
午後便もまっすぐポイントへ。
それほど離れずに泳いでいたシャチの家族。
シャチは必ず群れで行動し、お母さんを中心とした母子家庭になります。
午後便は西日が強くタイミングが合うと潮吹きに虹もかかります♪
少し潜水が長かったものの、ゆっくりと観察出来て良かったですね。
帰りには2019年に新種として名がついた
クロツチクジラの姿も観察出来ました!
本日午前便出遭えたシャチの群れの中には
常連さんのこちらの個体も確認できました♪
根元から右側にぐっと背びれが傾いた特徴的な大きなオスシャチ。
愛称『根元さん』
羅臼沖ではシャチの個体識別がされており、現在400頭ほどの識別があります。
背びれの形と背びれの後ろのサドルパッチという模様の左側面で識別をします。
毎年来る常連のシャチ達も多数おり、羅臼でシャチの調査研究をしております
北海道シャチ研究大学連合(Uni-hope)の識別カタログ(1つ200円)
また、知床雑貨カフェcho-e-maruでは、オリジナルの個体識別Tシャツ(3850円)も販売中。
売上の一部は、北海道シャチ研究大学連合の調査研究に使用されます。
皆様も撮影したシャチのお写真と見比べてみてはいかがでしょうか!?
明日は少し風が吹く予報となっておりますが、無事出航できることを願います☆
(№0666)