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2024.05.31
本日は曇り空で気温も低かったですが、
風はなく、久しぶりの凪の海でした^^
出航前からシャチの情報があり、真っ直ぐ現場へ向かいました。
すると、途中でたくさんのイシイルカの飛沫を発見。
餌を追っているのか海鳥も集まっていました。
近づいてみると、船先の波に乗って遊んでくれました^^
イシイルカの白黒の体が良く見えました!
シャチの背びれが見える場所まで到達し、減速していると
今度はミンククジラも姿を現してくれました。
スーーと静かに浮上するクジラなので見つけづらいのですが、
今日は凪が良いので見えた方も多かったと思います。
3度背中を見せてくれたのち、長い潜水に入ってしまいました。
シャチは広い範囲にいくつかの群れが分かれていました。
最初に見たのは大きなオスばかりのシャチの群れでした。
1頭1頭とても大きな背びれで形も独特です^^
少し背ビレの低い個体も1頭いましたが、若いオスなのかもしれませんね。
1度沖合に向かって別の生き物を探していると、日ロ中間ラインより奥にも沢山のシャチ!
横並びで20~30頭の大きな群れが遠くに見えました。
残念ながらそばには寄れないので、羅臼側のシャチ群れに戻りました。
次に観察したのは、メスや子供を含む群れでした。
2回ほどスパイホップ(偵察行動)も見られましたよ^^
シャチ達も船の様子をしっかり目で見ています。
海鳥はこちらのウトウをはじめ、
ハシボソミズナギドリ、アカエリヒレアシシギ、ヒメウ、
フルマカモメ、ミツユビカモメなどが観察できました。
港へ戻ると、上空をオジロワシのつがい2羽が旋回していました。
写真をよく見ると、
奥の外灯の上にも2羽のオジロワシが留まっています。
そして午後の便、
こちらの便でも最初にイシイルカに出会うことができました。
引き続き凪が良いので白いお腹がしっかり見えました。
午後も無事シャチに出会うことができました^^
何度か近づいて来てくれることもあり、
何かを追っているのかアクティブに泳ぐ姿も見られました。
お腹を上に胸ビレをパタパタする姿も見せてくれました。
午後の便が帰航するころには国後島方面は晴れ、
青空が広がりました。
どんよりしていた羅臼方面でもしっかり知床連山は見えていました。
冬季に降った雪が残る知床連山ですが、
山頂は新たな雪が積もったような形跡がありました。
羅臼岳を横断する知床峠ですが、本日より全面開通となりました。
終日通行可能となりますが、天気によっては道路状況が不安定になりますのでお気をつけて通行ください。
本日で5月が終了し、6月に入りますが、今年の5月のシャチの目撃率は92%!
例年であればこの時期の目撃率は60%前後なので、異例の高確率となりました。
この調子で6月もシャチに出会えることを祈ります!
(№0659)