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2024.05.24

白黒の鯨類たち

本日は朝から雨が降っており視界はスッキリとはいきませんでしたが
早朝は凪が良かったですね♪
朝はゆっくり泳ぐイシイルカの姿が確認できました。
午前便出航し、港周辺では沢山の海鳥が目立ちました。
こちらのミツユビカモメが多数、よく見ると小魚を咥えています。
また、こちらのアカエリヒレアシシギの群れも観察出来ました。
こちらの写真は一部ですが、大きな群れでしたね。
その他、ウトウ、フルマカモメ、シロエリオオハムなども観察出来ました。

出航の準備中、漁船からシャチの情報が入りました!
先に出航していた他船がシャチを発見することができ
私達もまっすぐポイントへ。
岸からとても近い所、陸から目視で確認できる距離でしたね。
霞んで分かりづらいですが、奥には民家が写っています。

シャチ達を見つけるポイントは背びれと潮吹きになります。
鯨類は哺乳類ですので、海面で呼吸をし頭の上にある鼻で呼吸しています。
息を吸って吐く時に潮吹きがあがっているのです♪
息を吐いている時に↑鼻が開いているのがわかりますか!?

本日はよく知る常連のシャチ達。
広く分散し5頭そばで観察することが出来ました。
立派な背びれを持ったオスのシャチ、迫力がありますよね^^

水中から息を吐きながら勢いよく浮上!
オスのシャチは大きいもので背びれだけで約2m、全長約8m。
知床羅臼ビジターセンターには、2005年に流氷に挟まり亡くなった
シャチファミリーで一番大きかったオスのシャチ骨格標本が展示されております。
陸にあげるといかに大きいか体感できますので、ぜひお立ち寄りください。
お天気は愚図ついたものの、割と穏やかな時間が続き
シャチ達もどんどん羅臼港近くまで移動してきました。

またシャチを観察していたそばでは
多数のイシイルカたちとの出会いもありましたよ^^
ずんぐりとした体型のわりに、最高時速は約55km!
本船が全速力で走っても全く追いつきません…
背中で水を切るように泳ぎ、進行方向にV字にしぶきがあがります。
横から見ると白黒ボディー。
本日は珍しく船につき泳いでくれたので、
そのスピーディーな様子をFacebookにアップしておりますのでぜひご覧ください。
ゆっくり航行する船に合わせて泳いでくれているのがわかります。

こちらのシャチは、お客様の中でも知っている方も多く
『ねもとさん』の愛称でも呼ばれている個体識別番号RA_oo027。
なぜ『ねもとさん』と愛称がついたかというと…
以前、本船でお客様方とお話をしている時に
「あの子、根元から右側に背びれが傾いているから根元さんだね!」
とお客様が言ったことがきっかけとなり、いつしかその名が浸透していきました♪
今やすっかり有名鯱ですね。

現在、根室海峡では約400頭の個体識別がありシャチの背びれと背びれ後ろにある
サドルパッチという模様の左側面を見て識別しています。
最近販売を開始しました個体識別Tシャツ 3850円(税込)にもしっかり根元さんも。
ぜひお客様が撮影されたお写真と照らし合わせてみてはいかがでしょうか!?
ご乗船の記念にもぜひ。

はじめは穏やかでしたが、午前便は次第に沖から風波が迫ってきました。
午後便は高波強風のため欠航となりました…
また明日は1日気象予報が悪く高波が予想されるため現時点での終日欠航が決まりました。
ご予約頂きましたお客様申し訳ございません。

早く落ち着いてくれることを願います。

(№0652)

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