8月の霧

本日も4便運航になりました。

朝、くじらの見える丘公園から沖を見ると霧で真っ白で海が見えません。
羅臼はこの霧が発生しやすい地域でもあります。北海道では霧の事を「ガス」と呼ぶことが多いです！
5,6月に多い霧ですが、本日は朝から霧が発生していました。

陸地で霧が発生しているとよく「この霧でも生き物は見られますか？」と聞かれることがよくありますが、
沖合に出るとこのように視界が良くなることもありますよ＾＾出航すると沖合は青空が広がっていました！
何度かマッコウクジラの潮吹きを確認するもなかなか近くで観察できず苦戦しました。
マッコウクジラが水面に浮上している時間は約7分程度しかなく、一度潜ると約40分間は潜ったままなのでタイミングが重要になります＾＾

最後の最後でなんとか近くで発見し、潜る瞬間も見られました！横幅だけでも約3ｍある大きな尾びれです。

午後便出航時も沿岸部では霧が発生していました。
出航して割とすぐにEverGreenの近くでマッコウクジラが浮上！
羅臼沖にやってくるマッコウクジラは体長が約16～18ｍのオスのマッコウクジラです＾＾
船から見える部分は全体の3分の2の部分ですが、それでもかなりの迫力です。

こちらのマッコウクジラは尾ビレを高く上げず潜っていきました。
マッコウクジラも個体によって警戒心が強かったり、のんびりとしていたり、尾びれを高く上げて潜ったりと様々な特徴がありますよ＾＾

その後、水中マイクを使いながら他船と協力し再びマッコウクジラを見ることができました。
真ん中の霧状にのものがマッコウクジラの潮吹き(ブロー)です。
国後島側での浮上だったので少し遠目でしたが、しっかりと潜る瞬間も見えました！
マッコウクジラ以外にも午前・午後便でイシイルカにも出会えました。
水面すれすれを泳ぐ時に高く上がる飛沫が特徴的なイルカになります。