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2023.07.12
本日は3便運航となりました。
朝、羅臼は濃霧に包まれ真っ白な世界が広がっていました。羅臼ではこの霧は日常茶飯事です。
クジラの見える丘公園から沖を観察しに行きましたが霧の影響で海が見えません…
出航してしばらくするとこんなにも視界が良くなりましたよ^^
沖合に出ると視界が良くなることも多いです。
午前便ではマッコウクジラが次々と浮上!
距離がある時もありましたが、凪も良く視界も良かったので遠くのマッククジラもバッチリ見えましたね^^
近くで観察するすることも出来ました。
右側の三角形▲の部分が背びれ、左側が頭の先端です。
上から見るとこんな感じです。
グレーがかった色と四角い体はまるで潜水艦のようです。船から見えている部分は体の2/3の大きさにもなりますよ!
しばらくして呼吸が整うと深海へと潜っていきます。
潜る際には尾びれを上げて潜っていきますが、潜り方も個性があります^^
こちらのマッコウクジラは尾びれを斜めに傾け潜っていきました!
午前便では、複数頭の別個体を観察出来たので様々な潜り方を見ることが出来ましたね!
ちなみに…横から見るとこんな感じに見えます。
尾びれの根元もかなり太く力強い感じがします!
こちらのマッコウクジラは頭を出していました。
こちらの様子を伺っていたのかもしれませんね。
午後便出航時も相変わらず霧がうっすらとかかっていました。
出航して初めに会えたのがこちらのイシイルカ。
飛沫をあげながら勢いよく泳いでいました^^
午前便に引き続きマッコウクジラのも出会うことが出来ましたよ^^
マッコウクジラの体の特徴でもある体のシワもよく見えました!
この個体は最近よく見かける個体で尾びれをかなり高く上げて潜っていきます。
ちなみに、根室海峡ではマッコウクジラの個体識別も行っており約300頭前後の個体が識別されています。
識別は潜る時に見られる尾びれの裏側の模様や傷で行っております^^
午後便では同じ個体に2回会うことが出来ましたよ!
少し角度が違うので分かりにくいですが、尾びれの先のギザギザした模様が一致していますね!
ちなみにこの個体は体にボツボツとしたいぼのようなものが付いています。
1回のクルーズで同じ個体に2,3回会えることもあるので識別も出来るようになるとマッコウクジラの観察が更に面白くなりますよ!
海鳥は、こちらのアホウドリの幼鳥、クロアシアホウドリ、アカエリヒレアシシギ、フルマカモメ、ウミウ、ウトウなどが見られました。
ハシボソミズナギドリも夏になりかなり数が少なくなってきましたね。鳥たちからも季節の変化を感じます。
明日も運航予定です。
条件の良い中沢山の生き物に出会えますように!
(№0484)