運よくマッコウクジラ浮上

本日は2便運航予定でおりましたが
午後便は高波の為欠航となりました。
ご予約頂きましたお客様申し訳ございません。

午前便は2隻にて出航！
視界は良くなったり、悪くなったりを繰り返し
雨も降ったり止んだり…
しかし沖に出ると少し明るくなり、少しだけ北方領土国後島も見えました。
海鳥は沖に出るとこちらのフルマカモメやハイイロウミツバメが
多数観察出来ましたね。
ゆっくり走っていると、漁船と勘違いをしたフルマカモメたちが
船のそばまでやってきます！
その他、アカエリヒレアシシギ、ハシボソミズナギドリ、ウトウ
シロエリオオハム、クロアシアホウドリの姿も。

視界はなかなか回復しないものの、他船と協力し探鯨。
そしてわりと近いところにマッコウクジラが浮上しました！

根室海峡では、普段単独行動のオスのマッコウクジラたち。
本日は2頭同時に浮上してきました。
手前と奥に潮吹きが上がっています＾＾
マッコウクジラは左斜め前方に上がる潮吹きが特徴的なので
潮吹きの向きでどちらを向いているかもわかります！
(手前が左向きに進み、奥は右向きに進んでおります)

浮上し何度も呼吸を繰り返し、息を整えます。
浮上時間は短く7分ほど、このように尾びれをあげて潜水すると
約1時間、彼らは深海で餌を求め移動します。
※画像はトリミングしております

日ロ中間地点よりも国後島側での浮上となり、あまりそばで観察出来なかったのですが
タイミングよく、視界が開けているところで発見でき良かったですね。

帰港時、また港周辺は霧が濃くなってきました…
気温は上がったものの、沖に出ると多少波風もあり寒かったです。
皆さん、大変お疲れ様でした。

防波堤のオオセグロカモメのヒナたちもすくすく元気に育っています♪

昨日もご紹介いたしました知床羅臼ビジターセンターは無料で入れる
環境省の施設で、日本最大のシャチの骨格標本が展示されております。
現在、ビジターセンターでは特別展示「羅臼の海の新種パレード」が開催中。
2019年に新種として登録されたクロツチクジラをはじめ
様々な新種の海の生物が紹介されております。
実寸大の横断幕は迫力がありますね！体長は６～７ｍほど。