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2021.03.10
本日は10時からの臨時便のみ需要があり、地元羅臼高校の生徒さんを乗せ
課外授業にて1時間コースの運航となりました。
地元の子どもだからこそよく知っていることももちろんあるとは思いますが、
地元だからこそ、当たり前すぎて知らないことも色々あるようで…
1月から3月の厳冬期、羅臼ではスケトウダラ漁が行われています。
奥に見えているのは北方領土・国後島の島とスケトウダラ漁船です。
出港して沖に見られる竹のブイ『氷ぼんでん』
これは流氷時期にのみ使われるブイで、普段使用している丸いブイを使うと
流氷に持っていかれてしまうため、流氷の下に潜り込むような棒状のものを
使用しています。
この棒が何なのか、知らない学生さんも多かったようです。
わりと波風がなく穏やかなクルーズでしたが、次第に山が見えなくなり
雪が降り出しましたね。
気温が上がっており、深々と降る雪は湿った雨交じりのような
そんな雪でしたね。
高校の先生からは生き物は何でも見つけたら教えて欲しいとのことでしたので、
オオワシ、オジロワシ以外にもヒメウ、ウミアイサ、カワアイサ、そしてこちら…
何かと言うと、オスメス仲良く海面に顔を突っ込み餌を探していた
シノリガモ♪
シノリガモは『道化師ガモ』とも言われ、特に手前のオスの柄が複雑で
とてもオシャレさんですよね!
防波堤にはざっと40羽ほどオオワシ、オジロワシ。
その大きさや力強く鳴く声、羽ばたく音など、馴染みある?学生さんたちも
興奮気味に観察しておりました。
ワシ達はこのように後ろで手を組み、屈むような体勢で歩くので
『おじいちゃんみたい!!』という声が聞こえてきました。
肩が白く、白くとの羽がはっきりとしたワシがオオワシ。
飛んでいる時によくわかりますが、尾羽だけが白い全体的に茶色い羽がオジロワシ。
羽を広げると約2m、大きく羽を広げた姿は本当に圧倒され
目の前を力強く飛んでいくと皆さんその大きさに驚かれていました。
気付くと辺りは真っ白に…
地元で慣れているとは言え、沖に出ると風は冷たく寒かったですね。
半袖で乗船している学生さんもいましたが…風邪ひかないように(汗)!!
身近な環境でこれだけの自然に囲まれ、動物たちの暮らしがあり
また1年中沢山の魚介類が獲れる、贅沢な環境で生活していると感じますが
地元だから気づけない普通で普通じゃないこと沢山あったりしますよね^^
本日、知床らうす道の駅隣接のお土産店では、エゾバフンウニ並んでおりました!
羅臼お越しの際は、甘くて美味しい旬のウニご賞味あれ♪
明日も出航予定です。
条件よく出航し、素敵な出会いがありますように☆
(№0041)