港前でゆっくりと

本日はわりと凪の良い中、2便運航となりました。
霧が一段と濃く、風も弱かったので沿岸に立ち込めていましたが
沖に出ると視界が開けました。

沖に出ると北方領土・国後島も徐々に見えてきましたね。
視界が開けるとあちこちでイシイルカと出遭うことが出来ました！
あまり体を海面に出さずに泳ぐイルカなので
速く泳いでいる時はこの水しぶきが見つける際のポイント。
そばで見ると、お腹が白く背中が黒いツートンカラー！
ずんぐりとした体型ですが、最高時速は約５０ｋｍと高速で泳げます。
イシイルカを沢山観察し、その後他船からマッコウクジラの情報が入り
ポイントへ向かいました。
マッコウクジラは浮上時間が7分前後ととても短く1度潜ると
約40分潜水し、また息が苦しくなると浮上します。
距離がありましたが、何とか浮上時間に間に合い
最後尾びれを高々と上げる様も見られましたね♪
そして、日ロ中間地点よりも国後島側に確認していたシャチたちが
羅臼側へどんどん移動してきました！
ざっと20頭近くいたと思われますが、急ぎ足でどんどん移動。
警戒心もあり、長めの潜水が続きました。
勢いよく泳ぐ姿がかっこよかったです♪
運よく羅臼側へ移動してくれたので、とてもラッキーでしたね。
海鳥はこちらのフルマカモメの白色型。
こちら手前はアカアシミズナギドリと奥の1羽はクロアシアホウドリ
その他、ハシボソミズナギドリ、フルマカモメ(暗色型)
ウトウ、トウゾクカモメ、アカアシミズナギドリ、ヒメウなども見られました。

午後便に関しては2隻で出航、チャーターにて出航していた他船がシャチを
観察していたので、まっすぐポイントへ。
午前の濃霧もどんどん晴れ沿岸も見えてきました！
シャチたちはほとんど移動せず、港前広く分散し
何度も潜水を繰り返し、警戒しているのか少し距離を保たれることも
多かったのですが、こちらのシャチは3頭でじゃれあい、
そばでゆっくり観察出来ました。
横になって胸ビレで海面を叩いたり
何度も頭を出したり、ずっとみんなでゴロゴロ。
背面泳ぎも上手です＾＾最後まで陸近いところでウロウロしていたシャチたち。
奥にはクジラの見える丘公園(羅臼灯台)が見えています。
民家からも十分見える距離でしたね。
連日どんよりなお天気と霧の中、出航する日が続いております。
沖に出ると風を受け体感温度も下がり、霧の中を航行すると
さらに冷え込みますので、十分に暖かい格好でご乗船下さい♪
本日も1日寒い中でのクルーズ、皆さん大変お疲れ様でした。
沢山の出遭いがありましたね＾＾
明日も2便運航予定です、条件よく出航できますように☆