底冷えの1日

本日はかなり冷え込み、早朝の時点で氷点下8度でした。
国後島には厚い雲が留まり、日の出は厳しそうでしたが
流氷を探しに沖合へ各社向かいました。

その途中でEverGreen38はばったりシャチと遭遇。
暗い中だったので、長い潜水ののち見失ってしまいましたが
そばで大きな背ビレを見られた方もいらっしゃいました。

その後流氷は見つからず、陸近くへ戻って
港の近くでワシの撮影へ切り替えとなりました。
その頃には少し明るくなりましたが、やはり雲は取れませんでした。

雲の輪郭はオレンジ色に光っていました。
ワシはたくさん上空高くを飛んでいるものの
降りてくる羽数は少なかったように思います。
もう渡りの準備を始めているのかもしれません…。
クルーズの後半では場所を変えて、岸壁の上のワシを観察。
港周辺では風が強く吹き始めワシの羽毛も大きく靡いています。
そばにきてくれたのはほとんどがオジロワシでした。

8:30便は、青空が広がる中での出航！
沖合にはうっすらと国後島の島影も見えていました。
流氷帯は、まだかなり沖合にあるようで双眼鏡でも確認できませんでした…

時折風が強く吹き、空を見上げるとワシ達が風に乗って飛んでいました。
しっかりと魚を掴んで山に向かうオジロワシ。
獲った餌は陸地まで運んで食べることが多いですが、まれに空中で器用に食べているワシも見かけます。
次第に風も強くなり雪も降り出しました。
あまりの風の強さに、さすがのワシ達も風に流されていました。ワシ達よりもずっと軽いカモメ達も飛ぶのに苦労しているようでした。
風が強いものの、果敢に餌を獲る様子が見られました。
渡りの為に今のうちに沢山食べて蓄えようとしているのかもしれません…！
気温も低い上、風もあったので厳しい寒さの中でのクルーズとなりました。
皆様大変お疲れ様でした。