春の空気

早朝便は厚い雲に覆われている中での出航となりました。
沖合では操業中の漁船の漁火が煌々と輝いています。
風が緩んだので、流氷が戻っていることを願いつつ各社で協力して探しましたが
沖合へ行っても水平線に見えてこず…
引き返して港周辺でのワシの撮影へ切り替えとなりました。

厚い雲の隙間から赤い太陽が見えることも。
本当に一瞬でしたね…。

再び雲の中へ太陽が隠れ暗くなりましたが、
時間が経つと上空の雲が薄くなり、優しい光に包まれました。
雲の後ろから後光の様に光が差し込み、とても美しい光景でした。
海面もゴールドに反射し輝いていました。
高く太陽が昇ると強い光に変わりました。
逆光が強くなってしまうので、場所を変えて岸壁へ向かいました。
映っている船は当社のEvergreen。
雲に隠れていた知床連山も少しずつ見えるようになっていました。
岸壁の上では沢山のワシ達が待機していて、コミカルな姿を見せてくれます＾＾
他のオジロワシが食べている餌を見つめるオジロワシ。
物欲しげな顔をしています。

8時半便は漁船からの情報が入り、
沖でシャチを観察することができました！
広く分散しておりましたが、ゆったりとしており
時折船の側を横切ることも。

流氷は本日も残念ながら到達は出来なかったのですが、
バードウォッチングを楽しまれている方も多く
沖に出ると、ヒメウ、シノリガモ、ウミアイサ
カモメ類も多数観察でき、皆さん熱心に観察されておりました。

ぽてっとしたオオセグロカモメも可愛らしいです。
シロカモメやワシカモメなども見られました。

防波堤に降り積もった雪山の奥からひょっこり
顔を出したのはオオワシ＾＾

体は大きいですが、意外と臆病で警戒心が強いですね。
羽を広げると約2ｍと迫力満点です！

13時便は沿岸でトド群れを観察することができました。
距離がありなかなか見つけづらかったと思いますが、
頭を出したり、しぶきをあげ泳ぐ姿が見られました。

雲はなくなりスカッと青空が広がりましたね。
奥にはうっすらと北方領土国後島も見えました。

力強く飛ぶオオワシやオジロワシ。
海面が青く凪ており、強い日差しに照らされ
ワシ達の羽も艶やかでとても美しいですね♪