イシイルカとツチクジラ

昨晩はかなり風が強く、一晩中ゴーーーと風の音が響いていました。
朝になり、風は弱くなるものの海上は波が高く午前便は欠航となってしまいました。
ご予約頂きましたお客様、申し訳ございません。

午前中は青空が広がり紅葉でほんのり赤くなった羅臼岳も綺麗に見えていました。

波も割と落ち着き、うねりはありましたが午後便は出航することが出来ましたよ！
羅臼は天気も変わりやすく、曇り空の中でのクルーズとなりました。
本日は沢山のイシイルカを観察することが出来ました。
沖合にも沿岸にも広範囲にいるイルカで、4月下旬から10月中旬のシーズン中はずっと見られる可能性のあるイルカですが日本の水族館では飼育されていません。
お腹は白色をしており、独特な模様をしています。
ジャンプはしませんが、海面スレスレを泳ぐのでお腹の模様が見えることも！
曇り空ではありましたが、知床連山はキレイに見えていました。
毎年10月中旬ごろには山頂に雪が降ります。今年の初冠雪はいつになるでしょうか…？
国後島の最高峰、爺爺岳も見えていました。標高は1822ｍあります。
昨晩風が強かったからか、海鳥は多種確認できました。
こちらのハイイロウミツバメやミズナギドリ、ウトウ、フルマカモメ、ミツユビカモメ、トウゾクカモメ、クロアシアホウドリなどが見られました。
マッコウクジラを探しにかなり北の方まで行きましたが、見ることはできませんでした。
何度か水中マイクを使うも音は聞こえませんでしたね…

Uターンし、港の方に向かっていると中々遭遇出来ないツチクジラと出会えました！
警戒心が強く近くで見ることは難しいですが、割と近くで観察できました。
ラッキーなことに半身ジャンプも見られました！
ツチクジラの特徴的な口元(吻)も良く分かりますね＾＾
全体はこのような形をしています。体調も約10～12ｍ近くあるので大きいです。
昨日の暖かさが嘘のように冷え込んだクルーズでした。
皆さん大変お疲れ様でした。