個性あるマッコウクジラたち

本日も朝から天気が良く、日が高くなると気温も上がりました。
10月に入っても夏日となるのは珍しいですが知床連山は紅葉が進んでいます。

風もなく凪もとても良いベストコンディションでの出航となりました。
出航して割とすぐに勢いよく泳ぐイシイルカが見られました。
水中マイクを使い、他船と協力しながら探していると
続けてタイミングよくマッコウクジラが浮上。
そばで観察できました！
マッコウクジラもそれぞれ尻尾のあげ方に特徴があります。
この個体は昨日も見た、
たかーく上げて反り返って潜っていく個体でした。
ちょうどいい高さまで上げて潜っていくマッコウクジラなど様々です。

この個体も高く上げる個体でした。
真横だったので尻尾の欠け具合による個体識別はできませんでしたが
2頭目と同じ個体かもしれませんね。

海鳥も秋になって見られる種類が変わってきており、
こちらのビロードキンクロや
シロエリオオハムなども姿を現し始めました。
他にもアカアシミズナギドリ、フルマカモメ、ウトウ、
トウゾクカモメ、ハイイロウミツバメ、クロアシアホウドリ
ミツユビカモメなどが観察できました。

陸近くは霧が出ており、港に入るまでにその中に突入。
天気は良いのですが視界は真っ白な不思議な景色が広がりました。
午後の便が出航する頃には再び快晴に。
沖合へ向かうと、日露中間ライン付近でマッコウクジラが浮上。
しばらく観察していましたがなかなか潜る気配はなく…
羅臼側に浮上した別個体に向かうも、
こちらもなかなか潜る気配はなく…
縦になって、四角い頭を出したりしていました。
船の側で横になってこちらを観察しながら、
船の横を逆さまになって泳いでいきました。
潜っていく尻尾を見ることはできませんでしたが、
こんなに傍で観察できたのはラッキーでした！