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2024.08.09

苦戦の1日

朝は天気が良い予報でしたが、
霧が低い場所に停滞しており曇り状態。
しかし気温は高くなったので、カモメ達は暑そうに口を開けていました。
低い位置での霧の停滞なので太陽は見えていました!
風もなく海上は穏やかなのですが、しつこい霧に悩まされました…。

他船と協力しながらマッコウクジラを探し、
水中マイクには複数頭のクリック音を確認しているものの
なかなか姿を見つけることができず、長い間待機しました。

帰港時間が迫り、
そろそろ港へ向けて帰ろうというときに他船のそばに浮上!
背景が白いので、潮吹きも見えづらかったですが
ゆっくり近づくとお客様もその姿を視認できたようでした!

何度か浅く潜ったりしていましたが、
最後はしっかり尻尾を上げて潜っていきました^^
この視界の中、とてもラッキーでした!

EverGreen38ではイシイルカが船に付いて泳ぐ事もあり、
白黒カラーのボディが良く見えました。
港へ戻っている最中は霧がない部分もあり、束の間の快晴の時間も。
遠くには積乱雲になりそうな雲も見えましたが、下には再び霧が停滞。
港付近はまた霧に包まれていました。

午後の便が出航する頃には、霧も晴れ快晴に。
視界が良くなると至る所でイシイルカが目立ちました。
今日は凪が良かったのでイシイルカの特徴的な飛沫も見えやすかったです^^
この特徴的な飛沫は雄鶏の尻尾に似ていることから、
「ルースターテイル」とも呼ばれています。

この便では視界が良かったのですが、遠くのマッコウクジラの浮上が相次ぎ苦戦しました。
次の浮上までは40分ほどかかるのですが、なかなか浮上せず待つ時間も多かったです。
1時間ほど経ってクリック音が止まると、わりとそばに浮上!
そばでゆっくりと観察することができました!
ゆっくり尻尾を高く上げて潜水。
尻尾が見えるとやはり迫力があります。

他にも海鳥も多数見られ、
ウトウ、フルマカモメ、アカアシミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ
クロアシアホウドリ、コアホウドリ、トウゾクカモメ、ウミウ、ウミネコ
そして、こちらのアカエリヒレアシシギとハイイロウミツバメが見られました。
ヒレアシシギの群れにウミツバメが混ざると、ウミツバメが大きく見えました^^

帰り航海でも沢山のイシイルカの姿を見ることができました。

帰航中は予報通り陸は雨が降り始めており、
次第に沖合でも雨に当たってしまいました…

明日も運航予定です。
台風がそれて運航できるよう願います。

(№0727)

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