順調にマッコウクジラを観察

朝は予報通りの強い南風が吹き、雨も降っており沖合は波がありました。
よって午前便は欠航が決まりました。
ご予約頂いておりましたお客様申し訳ございません。クジラの見える丘公園からは、イシイルカやアホウドリ類が見られました。
沖合で暮らす鳥が陸からでも見られる貴重な場所です＾＾

沿岸では昆布漁の船が出航しており、
船首部分には沢山の昆布が積んでありました。

お昼に近付くと雨も止んで、風も弱くなりました。
沖合も白波が落ち着いたので午後の便は出航することができました。

オオセグロカモメのヒナを観察しながら出航です＾＾
少し波が残っていましたが、
出航してすぐに沢山のイシイルカに出会うことができました！
マッコウクジラの情報もあり現場が遠かったため、
イシイルカは少し観察して離れましたが、色んな場所で飛沫を上げていました。

道中海鳥も目立ち、クロアシアホウドリやコアホウドリ、
アカアシミズナギドリ、フルマカモメ、ウトウ、
そしてこちらのハイイロウミツバメが見られました。
ハイイロウミツバメは結構な羽数の群れが多く見られました。

マッコウクジラの現場は遠く、普段は見えない知床岬が見えました。
水中マイクでマッコウクジラのクリック音を拾っていた船より
音が止まったと連絡がありました。

マッコウクジラは深海へ潜っている間はクリック音を発しており、
音が止まると浮上の合図となります。

なかなか浮上しませんでしたが、数分の間待っていると遠くに浮上！
マッコウクジラもゆっくりしていて、何とか間に合いました！
そばで観察でき、
最後に高く尻尾を上げて潜っていきました。
こちらの個体が潜ってから遠くにもう1頭浮上し、
その個体もそばで観察できました。
少し船を警戒して向きを変えこちらに向かってくることも。
浅潜りを繰り返して、
最後は突然船首のすぐそばに浮上し尻尾を上げて潜っていきました。
真横から見ると太さがよくわかります。