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2024.08.01
3日間時化が続き、多少うねりはありましたが
本日は久しぶりに全便運航となりました。
朝クジラの見える丘公園からはイシイルカやウトウの群れが
よく目につきました。
出航時、同じタイミングで出港した砕氷型巡視船のてしお。
砕氷型は日本に2隻しかなく、羅臼では流氷が来る時期に
スケトウダラ漁船が出漁しているため、配属されています。
本日は1日海鳥パラダイス♪
鳥好きのお客様もご乗船されており熱心に撮影されておりました。
こちらのクロアシアホウドリやフルマカモメは多数観察でき
そばでもしっかり観察でき、その大きさに皆さん驚かれておりましたね。
羽を広げると2m近く迫力があります。
その他、コアホウドリ、ウトウ、ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ
ハイイロウミツバメ、コシジロウミツバメ、ウミウ、ヒメウ、アカエリヒレアシシギ、
こちらのトウゾクカモメも観察出来ました。
クジラの見える丘公園からはマッコウクジラが見つからなかったものの
漁船からマッコウクジラの情報が入り、観光船はポイントへ。
いつもありがとうございます!
他船と手分けしそばでマッコウクジラを観察することが出来ました^^
頭をぐっとあげたり、横になりながら泳いだり
なかなか潜らずに浅潜りを繰り返した個体が多かったですね。
横から見るとその大きさがよく分かりますが
頭から背びれまで体の三分の二が見えており
全長は15m以上にもなるオスのマッコウクジラたち!
最後は準備が出来ると尾びれをあげて一気に深海へ…
尾びれのあげ方も個性があり、この個体は少し控えめでしたね。
防波堤のオオセグロカモメの雛たちは、どんどん成長し
大人に負けない大きさになってきました♪
時折、その場でパタパタと飛ぶ練習をしてみたり。
午後便はイシイルカとの出会いも♪
あまり大きな群れは作らず、数頭で見られることが多いですが、
餌が多いのか、あちこちで観察出来ましたね。
活発に泳ぎ豪快に飛沫があがっておりました。
そしてマッコウクジラも近い所に浮上。
よく見るとココに背中が写っているのですが…
羅臼に来るマッコウクジラたちは、基本7分前後呼吸を整えるために浮上
してきますが、そのほとんどを深海で過ごしています。
息を吸って吐く時に、鼻で呼吸をしておりこのような斜めに上がる
潮吹きが特徴的です。
呼吸を整えると、最後は尾びれをあげて潜っていきました。
真横から見ると体の太さもわかります。
※EverGreenからの角度
高々と尾びれを上げて潜っていきましたね。
この尾びれを見たいのですが、尾びれがあがると
しばらく会えなくなります。
※EverGreen38からの角度
本日マッコウクジラは少なくとも4頭以上は確認できました。
午前便は雲や霧が多く視界がすっきりといきませんでしたが
午後便は次第に北方領土国後島も見え、次第に知床半島の姿も。
気温は20度前後、沖に出ると風が冷たく寒かったです。
ご乗船の際は羽織るものを必ずお持ちください。
明日は風が吹く予報も出ておりますが
無事出航できますように☆
(№0719)