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2024.07.21
本日も羅臼は朝から霧が出ていました。
日本に2隻しかない海上保安の砕氷型巡視船の「てしお」とともに出港です。
低い位置に霧が停滞していて、上の方は青空が見えています。
視界の悪い中でしたが、海鳥は次々と姿を現し
こちらのクロアシアホウドリもそばで観察できました。
他船と連絡を取り合いながら、水中マイクを入れると
複数のマッコウクジラのクリック音が入りました。
停船しながらしばらく待っていると、
そばにはフルマカモメが集まってきました。
漁船と勘違いしておこぼれを狙っているのかもしれません。
他にもヒレアシシギ類が目立ち、
ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、ウトウ、
トウゾクカモメ、コアホウドリ、ハイイロウミツバメ、ヒメウ
等が見られました。
場所を変えて水中マイクを入れるのを繰り返しましたが
なかなか浮上が確認できず苦戦しました…。
帰港時間も迫る中、他船よりマッコウクジラを確認したとの情報が入り
急いで向かいました!
なんとか間に合い、しっかり尻尾を見ることができました^^
そして、そばにもう1頭浮上!
こちらのマッコウクジラは船に向かってきましたよ!
大きな頭を上げてくれる場面も。
岩のような頭、とても迫力がありました!
港に戻ってもまだ霧は継続…。
オオセグロカモメのヒナは暑いのかみんな口を開けていました。
そして午後の便、
視界は次第に晴れ、快晴となりました!
沖に出て、水中マイクを入れると、
割とそばにマッコウクジラのクリック音を確認でき、
音もすぐにとまりました。
(クリック音が止まるとマッコウクジラは海面に浮上します)
そして船の側に浮上^^
しっかり尻尾が上がるシーンが見られました!
次第に霧も晴れ、他個体を探していると
もう1頭浮上を確認でき、こちらもそばで観察できました。
尻尾が上がる直前は背びれの部分が大きく持ち上がります。
そのあと大きな尻尾が海中から出てくるので、
とっても迫力があります。
順調に観察できたので他の生き物を探しながら港へ向かいました。
その時には知床連山も見えていました。
今日も気温が上がり、停船していると暑いほどでした。
明日は風が強い予報も出ています。
出航できるよう願います!
(№0708)