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2024.06.29

様々な鯨類が集まる海

本日も暖かい中、4便運航となりました。

朝から霧が発生しており、出航時にも霧は停滞…
視界があまり良くない日は、突然生き物が船の側に現れることも!
お客様も一緒に生き物を探して下さいました^^
出航して、すぐに会えたのはこちらのカマイルカです。
羅臼沖では非常に珍しく、年に数回しか見られないのでラッキーです!

船の引き波に乗ったり、右に左に行ったり来たりと泳いでいました。
背びれの形が草を刈る「カマ」に似ていることが、名前の由来とも言われております。

特徴的な背びれもしっかり見えましたよ!
他にも、イシイルカとの出会いがありました。
イシイルカは羅臼沖では頻繁に見られますが、日本の水族館では飼育されておらず野生でしか見ることが出来ません。
同じイルカでも、体の形や泳ぎ方、生態も異なります。

また、国後島側ではナガスクジラのブローも見られました。
羅臼の海には、多くの種類の鯨類がやってきます。

午後便出航時は、漁船のクレーンの上でオオセグロカモメがお昼寝中!?
港だけでなく羅臼町内ならどこでも観察できるカモメです^^
午後になると視界も良くなり、青空も広がりました。
気温も高くポカポカ陽気の中での出航です!
先に出航していた他船からの情報でシャチとの出会いがありました。

ギザギザ背びれの常連のオスにも会えました^^
根室海峡では約400頭のシャチの個体識別されており、左側の背びれの形とサドルパッチ(背びれの後ろの灰色の部分)で識別されています。
鯨類は、私達と同じ哺乳類で頭の上の噴気孔から呼吸をしています。
勢いよく上がる噴気はとても迫力がありますよ^^

オスのシャチが点々と泳いでいました。
体も大きく、立派な高い背びれを持つシャチが目立ちましたね。
薄っすらではありますが北方領土国後島も見えました。
オスのシャチだけではなく、背びれの低い個体も見られました。
シャチは、必ず群れで行動する生き物なので1頭いれば周りに他のシャチがいる可能性が高いです。
シャチ達はどんどんと北へと移動していきました。
現場も遠かったため、短い時間ではありましたが近くで観察することも出来良かったです^^
かなり北へと移動したので、久しぶりに相泊漁港近くまでやってきました。
知床岬の様に見える場所は、ペキンの鼻と呼ばれる場所で知床岬はさらに北へ行かなければ見えません。

帰港すると港にはウトウの姿が。沿岸部に多いですが、港内にいるのは珍しいですね!
他にも、ハシボソミズナギドリ、フルマカモメ、ハイイロウミツバメ、クロアシアホウドリなどが見られました。

明日も条件の良い中運航できますように!

(№0688)

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