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2024.05.28
本日は朝から濃霧が発生。
陸地にも霧は広がり辺り一面広い世界が広がっていました。
クジラの見える丘公園に行き、しばらく様子を見るも霧は晴れることはなく海も見えませんでした…
少しずつ辺りは明るくなり、9時便が出航。
遠くが見えにくい日はいきなり生き物が船の近くに現れることもあり、お客様の目もとても頼りになります。
他船とも協力しみんなで生き物を探していきます。
本日は、あちこちにミズナギドリが着水していました。
それぞれの数は多くないものの、トータルするとかなりの数がいたと思われます。
着水している時には、このように黒っぽい塊の様に見えますよ^^
飛ぶときは高く飛ばず海面すれすれを飛んで行きます。
オーストラリアのタスマニア島の辺りが繁殖地で、餌を求めはるばる日本へ渡ってきます。
小さく見えますが、翼を広げると約1mにもなります。
翼が長いので、海面を助走して飛び立ちます!
視界は良くなり知床連山も見えてくるものの、中々鯨類には出会えず苦戦しました…
ゆっくりと港の方向に折り返し走っていると、漁船からシャチの情報を頂きました!
貴重な情報ありがとうございます^^
無事にシャチに会うことができました。
何群れかいるようで、それぞれの群れでまとまって泳いでいましたよ^^
角度によってはシャチの背びれは黒い棒のようにも見えます。
羅臼は漁業が盛んな町なので、沖合には沢山の刺し網漁のブイ(浮き)があり遠くから見るとシャチと見間違いやすいです。
シャチの群れはみんな血の繋がった家族です。
ぎゅっと集まって、呼吸を合わせて浮上する姿を見ていると家族の絆の強さを感じます。
オスのシャチは成長すると背びれが高く成長します。
大きい個体だと約2mの高さにもなるので遠くからでも目立ちますね^^
短い時間ではありましたが、なんとかシャチに出会うことができ良かったです^^
港周辺も大型鯨類が見られる羅臼の海では、入港するまで生き物に会える可能性があります!
海鳥も多く、ハシボソミズナギドリ以外では、こちらのアカエリヒレアシシギ、フルマカモメ、ヒメウ、クロアシアホウドリなどが見られました。
午後便就航時に、風が強くなり急遽欠航となってしまいました。
ご予約頂きましたお客様、申し訳ございません。
明日も風が強い予報となっています。
予報が外れ無事に出航できることを願います。
(№0656)