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2024.02.04
本日は5便運航となりました。
早朝便、北方領土国後島側には厚い雲がかかっておりましたが
柔らかい光と紫色に染まる空。
沖にはスケトウダラ漁船の灯りが煌々と水平線に見えています。
昨夕、沖に見えていた流氷を探しながら沖に出てみると
陸から8km辺りの地点で流氷帯に到達することが出来ました!!
今年初流氷です。
太陽はほとんど姿が見えませんでしたが、
雲の間から光がこぼれ、北方領土国後島と流氷上にオオワシやオジロワシ
海面が照らされ綺麗な景色が広がっておりました。
流氷上のワシ達は全体で約200羽はいたと思われます。
今年初流氷と沢山のワシ達、お客様も熱心に観察、撮影されていたようです。少し高い流氷に着地し、大きく羽を広げるオオワシ。
演奏をはじめの指揮者のように見えますね♪
鋭い爪を大きく開き急降下してきたオジロワシ。
こちら向かって右はオオワシの幼鳥です。
まだ羽がまだらで白黒はっきりしていません。
そろそろ帰港時間も迫ってきた頃…
お客様から『シャチは見られませんかね?』と聞かれ
辺りをちょっと探してみると、タイミングよくシャチを発見♪
10頭前後の群れが2グループ、ゆっくりと沿岸に向かって泳いでいきます。
オスが多く立派な背びれが海面からゆっくりと
これくらいの距離なら、陸からもシャチが見えますね!
8時半便でも再びシャチに会うことが出来ました。
6頭ほどのシャチが分散しながらのんびりと泳いでいましたよ^^
プカプカと浮かんでこちらを観察する様子も!
どこかへ移動するような様子もなくのんびりとしているシャチ達ですが、
流氷がぎっちりと入って来る前に無事に移動してほしいですね…
流氷へも無事に到達しました!流氷の上には、ワシだけでなくカラスもやってきます。
流氷は鳥たちの羽を休める場ともなっていますよ^^
シャーベット状の流氷の上をワシ達は器用にバランスを取りながら移動していました。
流氷は少しずつ沿岸に近づき
11時便も沢山のオオワシ、オジロワシと
シャチを観察することが出来ました♪
11時便はまた~りなシャチの群れで
頭を出したり、背面泳ぎ、無邪気な子シャチ達が
ずっとじゃれ合う姿が見られました。
船について右に左に、お客様も大忙し。
近くで観察するとその大きさに驚かれていたようです。
13時便も無事に流氷に到達しシャチも観察することが出来ました。
初めて流氷を見る方も多く、皆さん感動されていました^^
ワシ以外の鳥は、こちらのウミアイサやウミスズメ、ウミガラス、ヒメウなどが見られました。
全便で流氷に到達でき、シャチにも会うことができ贅沢な1日となりました^^
明日も良い条件の中、運航できますように☆
(№0586)