丘からは観察

本日は朝から風波があり終日欠航となりました。
ご予約頂きましたお客様、申し訳ございません。

雨が降ったり止んだりを繰り返し、お天気は愚図ついた1日。
クジラの見える丘公園から少し観察をしましたが、
視界不良と波で何も見つけることは出来ず…

先日、突然1日だけシャチが羅臼沖に現れ
ブログやFacebookをチェックされたお客様からの急な問合せが増えました。
先日はたまたま現れましたが…
今時期は大変珍しくシャチシーズンは5月から7月中旬をオススメしております。

知床らうすビジターセンターは無料で入れる環境省の施設となっており、
知床らうすの自然や動物について、また大きなスクリーンでは知床の四季の
映像がご覧頂けます。
また、2005年の2月流氷に挟まり相泊で亡くなった
シャチ群れの中で一番大きかった雄の骨格標本が展示されております。
日本最大のもので、約８ｍ！！ご覧頂くとわかると思いますが、丸い胸鰭には私たちと同じような
5本の指の骨がありますね。
これだけ大きい個体になると、背びれだけでも2m近くまで成長するのです。

そして、群れの中の雌シャチの骨格標本が「足寄動物化石博物館」
に展示されております。
シャチは必ず家族で行動するので、ビジターセンターのオスと足寄動物化石博物館の
個体は家族になります。

また、シャチの他にもハクジラの仲間はマッコウクジラにツチクジラ、イシイルカ、ネズミイルカ
ヒゲクジラはミンククジラの骨格標本と羅臼沖で出会える鯨類盛りだくさんです！
機会がありましたら、ぜひ。

夕方にはだいぶ海も落ち着き見通しが良くなっていたので
少しだけ沖観察。
双眼鏡をかけて秒で沖にマッコウクジラの潮吹きが！
その後、沿岸に活発にしぶきをあげ泳ぐイシイルカを観察していると
肉眼で見える距離にもう１頭マッコウクジラが浮上♪
双眼鏡越しにスマホで撮影したのですが…
拡大するとしっかりココに潮吹きとマッコウクジラの背中が写っていました♪

10月に入り風の影響で時化る日も多くなるかと思いますが、
夏季シーズンも残りわずか、少しでも出航できることを願います。