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2023.09.26

ミンククジラ!?にツチクジラ

本日は午前便のみ1隻での運航となりました。

本日も天気は良く、綺麗な青空が広がっていました!
出航するとオジロワシが大きな翼を広げ飛んでいました^^
冬に見られるイメージがあるオジロワシですが、営巣して1年中羅臼にいる個体もいます。
波風も割と落ち着き、視界も良好です!
北方領土国後島が綺麗に見えていました。
春先は霧が発生しやすいので国後島全体が見える日は少ないですが、この時期になると綺麗に全体が見える日が多いですよ。
出航してしばらくすると、クジラの背中を発見!
背中が数回しか見えませんでしたが、大きさや、潮吹きの様子、体の形などを考えるとミンククジラの可能性が高そうです!
ミンククジラは春先によく見られる種類のクジラなのでこの時期に見られるのはとても珍しいです。
船を進めるとツチクジラの群れに出会えました。
5頭ぐらいの群れで、このような丸い形の潮吹きが特徴的です。
イルカやクジラ達は体全体がなかなか見えないので種類の判別が難しいですが、潮吹きの形や体の大きさや形、群れでいるのか単独でいるのかなどの情報から種類を判別します^^
船から見ると小さく見えますが、体長は約10~12m、体重は約10tほどあります。
水面をプカプカと漂うように泳いでいました。
警戒心が強い種類のクジラなので、船が近づくとすぐに潜ってしまうことが多いですが昨日に引き続きかなり近くで観察できました。
ツチクジラの特徴的な体の傷もバッチリ見えましたね!遭遇率も低いクジラなのでとてもラッキーです。
鯨類は、他にもイシイルカに会うことが出来ました。

何度か水中マイクを使いマッコウクジラの音を探すも聞こえませんでした。
どこへ移動してしまったのでしょうか…また、海域に戻って来てくれることを願います。
海鳥は少なく、クロアシアホウドリなどが見られました。

午後になるにつれ、風波が出てしまい午後便は欠航となりました。
ご予約されていたお客様申し訳ございません。

日差しも強くポカポカと暖かい時もありますが、船を走らせるとかなり風が冷たくなりました。
ご乗船の際は上着を忘れずお持ちください。
今日は遭遇率の低い鯨類たちとの遭遇がありましたね^^
現在、世界では約100種類近くのイルカ・クジラの仲間がいると言われています。日本近海でも多くの鯨類が暮らしています。
世界中が繋がっている海の可能性は無限大なので、いつかまだ見たことのないクジラやイルカが羅臼の海にやって来るかもしれません!
これから先、どんな生き物達との出会いがあるのかワクワクします!

(№0555)

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