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2023.09.14

尾びれを上げずに…

本日も昨日に引き続きどんよりとした羅臼らしい空の中での運航でした。
全便でマッコウクジラとイシイルカに会え、海鳥も多い一日でしたよ!

午前便。船を走らせると沖合の方で複数のマッコウクジラの潮吹きを確認できました^^
割と陸から近いところでも浮上!浮いているマッコウクジラは、遠くから見ると丸太のように見えます。
昨日と同じなかなか潜らない個体のようで、浅潜りをし少し移動して浮上する行動を繰り返していました。
船の事を気にする様子だったので遠くから観察しましたよ!
マッコウクジラも個体によって性格は様々で、船に敏感な個体もいればそうではない個体もいます。
その後、尾びれを上げて深く潜ることはありませんでした。
最近は、連日マッコウクジラに会えていますがもちろん姿を見れない日もあるので会えただけでもラッキーです☆
空は厚い雲に覆われていましたが、一瞬だけ羅臼岳の山頂が見えることもありました!
羅臼岳は標高1661mの道東で1番高い山になります。
海鳥はこちらのクロアシアホウドリやトウゾクカモメ、ビロードキンクロ、ケイマフリ、アカアシミズナギドリなどが見られました。
季節も秋になり、見られる海鳥もだんだんと変わってきましたね^^

午後便では、出航するとあちこちでイシイルカの姿が見られました。
イシイルカは港近くの沿岸部から沖合まで色んな所で見られるイルカです。
ジャンプをしないイルカなので体全体を見ることが難しいですが、船の側を泳いでくれる時などはお腹の模様まで綺麗に見えることがあります!
こちらの写真は今年の7月に撮影したものです。独特な不思議な模様をしています。
しばらくすると、割と近くでマッコウクジラの潮吹き(ブロー)を発見!
少し分かりにくいですが、遠くから見るともわ~っとした煙のように見えます。背びれが高い個体のように感じました。三角形のような部分がマッコウクジラの背びれになります。
約7分程度水面で呼吸を整えて深海へと潜っていきます!
ゴツゴツとした背中、ボコボコとシワのある体表面はまるで恐竜のようです。
このように背中を丸めれば深く潜る合図!
尾びれを高く上げ潜っていきました^^近くで見れたのでかなりの迫力ですね!
尾びれから滴る滝のような海水も綺麗です。
午後便では、時折雨が強く降ることもありかなり寒かったですね。皆さんお疲れ様でした。
この時期になると一気に気温が下がる日も出てきますので、ご乗船時は服装にご注意下さい。
明日は風が強い予報になっています。予報が外れ無事に出航できますように☆
(№0544)

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