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2023.07.18

ゆっくりと羅臼側へ

今朝は沿岸でこのような小さな船が目立っておりました。
船長も出航した際に紹介しておりましたが、
本日から天然昆布漁が解禁となりました!!
船外機の船で漁師さんが箱メガネで水中を覗き
マッカというフォーク状の道具で、昆布をくるくると巻き取ります。
とても重労働で大変な作業ですが、安全第一で豊漁を願います。
本日は多少沖は波風があるようでしたが、わりと凪の良い状態の中
午前便のみ運航となりました。

早朝は羅臼側陸からシャチの発見情報もあったのですが
出航するとシャチ達は日ロ中間地点よりも国後島側をウロウロ。
ココにオスの背びれが写っています。
目視で確認できたお客様もいらっしゃいましたが…かなり遠かったですね(汗)

海鳥はこちらのクロアシアホウドリが目立ち
その他、ウトウ、フルマカモメ、ハシボソミズナギドリ、
アカアシミズナギドリ、アカエリヒレアシシギなどが見られました。

他船と協力し、水中マイクを入れてマッコウクジラが発する
クリック音というものを確認。
その音が止まると浮上の合図…そしてわりと近いところに浮上しました♪
イルカ、クジラたちは鼻で呼吸しており
そこから潮吹きが上がります。
しわしわの体、こちらもマッコウクジラの特徴ですね!
力強く泳ぎ、準備が出来ると高々と尾びれを上げて一気に潜水。
一度潜ると約40分は深海で餌などを探しています。
本日は複数頭マッコウクジラを確認することが出来ましたね。
スタッフがマッコウクジラの生態について解説しています。
羅臼沖にはオスのマッコウクジラだけが来ていると言われており
体長は大きいもので18mにも達します。
ご乗船頂いている本船とあまりかわらない大きさなんです♪

ゆっくりマッコウクジラを観察し、現場も遠いため
国後島側にいたシャチも気にしつつ港へ向かっていると…

2頭のみでしたが、羅臼側へどんどん移動してきたシャチを発見。
潜水も長く、少し警戒しておりましたが船に向かってくることも!
背びれが高く迫力がありました。
行きでは確認できなかったお客様も、そばでしっかり観察することができて
良かったですね♪

お天気も愚図つき沖に出ると風も冷たく冷えましたね。
皆さん大変お疲れ様でした。

パラパラと降っていた雨は上がったものの
途中から徐々に波風が出てきてしまい、午後便は残念ながら
欠航となりました。
ご予約頂きましたお客様申し訳ございません。

明日は2便運航予定です。
少し風が吹く予報となっておりますが、無事出航できますように☆


(№0489
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