風で靡くブロー

本日は朝から波のある中でしたが、
午前便出航することができました。

先に出航していた船よりマッコウクジラの情報を頂き現場へ直行。
1頭目の浮上はそばで観察することができませんでしたが、
潮吹きはしっかり確認できたかと思います。

その後水中マイクなどを駆使して探すもなかなかタイミングが合わず…
帰航時間が近づき、陸に向けて進めているとマッコウクジラが浮上！
遠くに写っている白い霧吹き上のものが、マッコウクジラの潮吹き。
ブローとも呼ばれます。
何とか間に合い、そばで観察することができました＾＾
風もあり、潮吹きは靡いて迫力がありました。
最後はしっかり尻尾もあがり、
長い時間待っていたので、お客様からは歓声もあがりました。
尻尾の幅だけでも3ｍ…
とっても大きいです。

海鳥はこちらのウトウをはじめ、
フルマカモメ、ハシボソミズナギドリ、アカエリヒレアシシギ、
ウミウ、ヒメウ、クロアシアホウドリが観察できました。

港が近づくと、数頭のイシイルカも高速で泳ぎ、
白波より高い飛沫をあげておりました。
前半は苦戦しましたが、マッコウクジラやイシイルカに出会えて幸運でした。

午後の便は、波風も強くなり欠航が決まりました。
ご予約頂いておりましたお客様、申し訳ございません。

1日どんよりしており風もあったので寒いクルーズとなりました。
明日も風が強い予報ですが出航できることを祈ります！

【講演会のお知らせ】

『深海にいきるマッコウクジラのお話』
日時：8月7日（日）10:00~11:30
場所：知床羅臼ビジターセンター
講師：小林　駿 氏
(東京農業大学生物産業学部博士研究員)

10年以上にわたり、クジラの見える丘公園から夏時期目視調査を行い
また観光船への情報提供、沢山貢献して頂きました！
近年はコロナウィルスの影響により、調査が行われておりませんが、
普段はなかなか聞くことができない貴重な体験です。
ご予約不要、参加無料ですので、お時間ある方はぜひ！！