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2021.03.08
本日は9時の撮影コースと13時便の観光コースにて出航。
わりと海は穏やかで青空が広がっており、ご乗船されたお客様も
『意外と暖かいですね』の声もある反面…
『手が冷たくて動きません』などの声も。
流氷は沖に確認することが出来ませんでしたが、
太陽に照らされて少しあたたかみを感じ、空も気持ちが良いです。
真ん中に見えているのはひがし北海道で一番高い、羅臼岳(標高1661m)
羅臼灯台がある『くじらの見える丘公園』
冬季は残念ながら雪深く上まで車で行くことが出来ませんが、
夏場はこの丘からイルカ、クジラ類が多く観察出来ます。
オジロワシと羅臼灯台
灯台の下には、ロウソク岩と呼ばれている岩があり
よく見てみると、その岩にも沢山のオオワシ。
ココにろうそく岩があります。
拡大すると、岩と同化していますが何羽もオオワシが
停まっているのが見えました!
沿岸ではウニ漁も出漁していましたね。
1月~6月まで、羅臼ではエゾバフンウニの漁期です!
厳冬期、このような小さな船で漁をします。
羅臼昆布を食べて育った美味しいウニをぜひご賞味ください。
ウニ船と写っているいる全身茶色く尾羽だけが白いオジロワシ。
そしてこちら2羽のシンクロを見せてくれている肩のラインが白く
クチバシの黄色が目立つオオワシ。
ワシの種類がわからない方も多かったのですが、
ポイントを押さえると、皆さんしっかりと識別しておりました^^
河口や沿岸にはカモたちが集まり、こちらのウミアイサをはじめ
カワアイサ、クロガモ、シノリガモ、ホオジロガモ、ヒメウなどが
見られました。
本日は観光でご乗船の方も多く、2便共に沢山お話させて頂きました。
オオワシ、オジロワシの成鳥は少しずつ減ってきており
幼鳥たちが果敢に餌に向かっていく姿が逞しいです。
北方領土・国後島がよく見えた1日、こちらは右がオオワシの成鳥
左はオオワシの幼鳥になります。
本日も沢山のオオワシ、オジロワシを観察することができ
多い時では50羽程。
午後便、帰港時には次第に雲行きが怪しくなっていき、羅臼岳は雲の中に…
帰港すると雪が降り出しました。
雪降る中、街灯の上にはカッコいい黄昏オオワシ。
寂しげにも見えてしまいます。
今朝は正人船長が自宅から沖にツチクジラが沢山見えたと連絡をくれましたが
見つけることは出来ませんでした。
ずっと羅臼にいると勘違いしそうになり
『今日はわりと暖かいなぁ』なんて自分でも思うことがありますが…
まだまだ氷点下寒い日が続く羅臼です(汗)
明日も出航予定、防寒対策はしっかりとされてご乗船下さい。
(№0039)