霧が晴れると…

本日も濃霧の中、2便(2隻)での運航となりました。

午前便、EverGreenはイシイルカに出会うことが出来ましたね。
ゆっくり泳ぐとこのように背中が目立ち、活発に泳ぐとしぶきが目立ちます。
霧が沖に出ると徐々に晴れていき、視界が回復。
他船と協力し探鯨していくと、船のそばにはこちらのオオセグロカモメが
流木に乗ってサーフィン♪

その他、こちらのクロアシアホウドリ
ウトウ、フルマカモメ、ハシボソミズナギドリ、アカアシミズナギドリ
トウゾクカモメ、アカエリヒレアシシギ、ヒメウなどを観察。

沖ではマッコウクジラを観察出来たものの、
遥か国後島側での浮上となり、見えないお客様もいらっしゃいました。
背景が白く距離もあったので、潮吹きも見えづらかったと思います。
最後は尾ビレを上げ潜っていきました。

その後、港に向かっている最中沿岸に黒いヒレ！？
霧の際からシャチの登場です♪
どんどん知床岬方面から沿岸を港方面へ移動していくシャチたち。
港から現場が遠かったため少しの観察でしたが、沢山のシャチに出遭う
ことができてラッキーでした☆

午後便は港周辺、午前出遭ったシャチたちがゆっくりしており
子どもたちがじゃれあったり、船のそばをぐるぐると泳いだり
こちらは背面泳ぎをしながら、体に海藻を絡めています♪
勢いよくこちらに向かってくる子シャチたちの姿が
一生懸命でとても可愛らしかったです。
こちらのオスのシャチは、常連のオスシャチ。
正人船長でもすぐに『いつものオスだ！！』と識別ができる
特徴的な個体ですね。
こちらは尾ビレで海面を叩いておりました。
午後便は他船もそれぞれ他のシャチを観察しており
かなり広く分散しておりました。
本船の周りだけでもざっと30頭ほど、それ以上のシャチ達が
羅臼の港前で賑わいを見せました。
本日も元気いっぱいジャンプを連発、
あっちでもこっちでもジャンプを繰り返しておりましたね＾＾
例年であれば、シャチのベストシーズンは5，6月…
今年は7月も非常に安定してシャチに出遭うことが出来ておりますね。
船長も船でおっしゃってましたが、この時期にこれだけのシャチを
観察出来ることは本当に珍しいです！！
わりと凪の良い日も続き、沖でも薄着のお客様が多く
羅臼でも暑い日が続いております。
沖を走ると風を受け体感温度は下がりますので、
羽織るものを必ずお持ちください。