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2025.03.05
本日の気温が下がり、早朝は-10度。
弱いものの風があたるとやはり体感温度が下がりますね…
穏やかな朝を迎え、流氷もわりと近い所にありました!
気温が下がり、風もないので海面も凍りついておりましたね。
北方領土国後島もくっきりと見え、最高峰の爺爺岳(ちゃちゃだけ)も
綺麗でした♪
振り返ると知床連山も雲一つなく、まだ薄暗い中煌々と羅臼灯台の灯りが目立ちます。
どの瞬間を切り取っても美しいのひと言…
赤く染まる空、国後島とオオワシ。
太陽は少し雲がかかっておりましたが、優しい光に包まれ
幻想的な日の出の時間♪
早朝、早い出勤だったオオセグロカモメも
眠たそうに大あくび♪
太陽に照らされた黄金色の海がキラキラと。
こちら流氷上で肩を落とし、落ち込んでいるオオワシ…
ではなく、魚をゲットして羽で隠しながら大事に食べていた様子です(笑)
日が昇ると、順光の景色も白と青の世界が広がり
知床の山々がそびえ立ち、その景色に圧倒されそうです。
俊敏な動きで飛び回るオジロワシ。
睨みを効かせて飛び立つオオワシ。
角度によっても表情がガラッと変わりますね。
また、シャチの情報も頂き観察をすることができました。
十数頭がまとまって泳いでおり、頭を出したり、背面泳ぎなど
頻繁にスパイホップ(偵察行動)を行っておりましたね。
流氷も少しずつ沿岸に近づいてくる予報…
シャチ達の行動も気になりますね。
8:30の便は曇りではありましたが、割と明るい中出航しました。
まずは早朝で見られたシャチを探しに向かいました。
その途中で網を上げている漁船を見学。
たくさんの魚が網についているのが見られました。
遠くは蜃気楼が出ていて流氷が浮いて見えました。
依然としてゆったりしているシャチ達の背びれを発見です。
十数頭がぷかーと浮いていることが多く、
リラックスモードでした。
たまに船が気になるのかスパイホップも見られました。
にょきっと顔を出すと、続けて他の個体もスパイホップしていて真似しているようでした。
オスシャチもだらだら~と横になることも多かったです。
大きな胸ビレは迫力があります。
メスや子供の胸ビレと比べると倍以上ですね^^
時折船に向かって泳いでくることもあり、かなり近かったため水中が透けて見えました。
くるくるーと回転しながら泳いでいることも。
私達のことを観察しているのでしょうか?
流氷も迫ってきているので南へ向かってほしいのですが…
その場を離れる様子はありませんでした。
シャチと少しの時間を過ごした後は港そばの流氷帯へ。
渡る直前の蓄えなのか、非常に多くのワシが集まりました。
流氷がぶつかって盛り上がっている高い場所はワシ達に大人気で、
場所の取り合いが頻繁に行われています。
飛び立ちやすいのかもしれませんね。
オオワシが多い印象でしたが、オジロワシもたくさん集まりました。
上空には珍しくトビの姿も。
巨大なオオワシやオジロワシには近づかず、旋回を続けていました。
トビと比べると本当に大きく迫力があります。
13時便の観光コースでもシャチとの出会いがりました。
午後になってもシャチ達は相変わらずのんびりした様子。
と、思いきや上半身をニョキっと出すことも。
季節外れのシャチとの出会いに驚かれているお客様もいらっしゃいました。
続いて流氷帯へ。
13時便でも多くのワシ達が流氷の上に留まっていました。
船の近くには沢山のオオワシが集まりました。
肩の白いラインが特徴的です。
本日は羅臼高校の学生さんもご乗船!
羅臼に住んでいてもなかなか流氷とワシを見ることが無いようで皆さん喜ばれていましたよ^^
こちらはオジロワシ。正面から向かってくるとかなり迫力があります。
飛ぶ時は真剣な顔つきをしてることが多いです。
午後になっても気温は低く、沖合も一部海が凍っていました。
凍った海の上に立つカモメの姿も見られましたよ^^
何だか可愛いです。
明日からは気温は少し上がるものの、雪予報が数日続きそうです。
条件の良い中運航できますように。
(№0840)