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2025.03.02

日々移動する流氷

昨日の暖かさとは打って変わって、北寄りの風でキーンとした
寒い早朝を迎えました。

スケトウダラ漁船も出航し、沖合には漁り火が見えます。
沖は厚い雲がかかっておりましたが、
振り返ると知床半島側はスカッと連山が見えておりました。

流氷は港から近い所に移動してきており、
一変に沿岸に入ってきましたね、奥には羅臼灯台が見えます。

ピーンと羽を広げ旋回してきたオジロワシ。
胴体に対してとても羽が長いのがわかります。
羽を広げると約2m。

山で休んでいたワシ達が、流氷上におりてきました。
そばでゆっくりと観察出来ましたね。

もう時期、渡りが始まるワシ達も
日々生きるため餌を獲ることに必死です。
あちこちで魚を奪い合っている様子が見られました。

こちらは羅臼岳バックに空中でオオワシとオジロワシが
魚を奪い合っていました。

雲が厚く、時間がたってから雲の上から太陽がゆっくりと姿を現しました。

優しい太陽の光に照らされ上空を羽ばたくオオワシ。
その美しさに、何だか時間もゆっくりと流れているように感じますね♪

正面から向かってきたオオワシ。
爪が非常に鋭く力強い羽ばたきに、圧倒されました。

8:30便出航時には青空も広がりました。
北側は沿岸まで流氷がびっちり広がっていました。
流氷の上の黒い点はワシ達です。

オジロワシ(上)とオオワシ(下)が向かってきました。
オオワシの方がひと回りオジロワシよりも大きいです。
流氷帯のギリギリを飛んで着地する場所を探しているオオワシ。

翼を広げると横のカラスがとてもより小さく見えます。
本日もスケソウダラ漁船が何隻も操業していました。
流氷の中を進んでいく姿はとても迫力があります!
タイミングが良ければ網を巻いている様子を見れることもあります^^
最近は幼鳥の姿も多く見かけるようになってきました。
右がオオワシの幼鳥、左がオジロワシの成鳥です。
幼鳥は羽もボフボフしているのでより大きく見えます。
幼鳥も大人のワシに負けず自力で餌を獲っていました。
飛び掛かる幼鳥に他のワシは慌てた様子で逃げてきました。
13:00便の観光コースでも流氷に到達することが出来ました。
港周辺は風も強く雪も降っていましたが、沖合は割と穏やかで凪も良かったです。

流氷が海域に入って来ると海面が押さえつけられるので海が穏やかな日が多くなります。
初めて流氷を見るお客様も多く、皆さん喜ばれていました^^
他船より撮影いただきました!Evergreen38と流氷とオジロワシ
ありがとうございます^^

流氷との出会いもタイミング次第…本日は全便で到達することが出来良かったです。
午後になるとじっとしていることも多いワシですが、活発飛ぶ様子が見られました。
くるくるくるりと魚の取り合いトルネードのオジロワシ

こちらは白黒はっきりのオオワシ。
後ろ姿もかっこいいですね^^
明日は風が吹く予報も出ております。
流氷が離れる風向きでもあるので、予報が外れてくれることを願います!

(№0837)

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